アトピー性皮膚炎療養日記

川井筋系帯療法に出会って

2002年08月の日記

■2002/08/01 (木)毛嚢炎

だそうです。

「もうのうえん」  と読みます。

皮膚に刺激が与えられてくたびれたところに、雑菌が感染してなるそうで。放っておくと「とびひ」とか、めんどくさいことになるらしい。

◆抗生剤をくれた。
・セフゾン細粒  細菌を殺し、感染を治療する(セフェム系抗生物質)
◆「この肌のかさかさは異常です」の一言で薬を二つもくれた。
・ヒルドイドソフト 血行障害による痛みや炎症を取り皮膚をしっとりさせる(血行促進、皮膚保湿軟膏) 傷やじゅくじゅくには使わない。
・アズノール軟膏(3000倍) 炎症を抑える 直りを早くする作用 火傷や湿疹のびらんなどの治療用

まぁ、皮膚科は自分の出した薬で症状が改善しないと、存在意義がないですからあれこれ処方してくれました。

◆診察料として  900円 薬代 1,230円  でした。

 

■2002/08/02 (金)施術91回目

「このかさかさと赤ら顔は異常です」という皮膚科医の見立てをワタカベ先生に報告したところ、苦笑されました。抗生剤投与についても報告しました。筋系帯療法は西洋医学を全面否定するものではないからです。ばい菌が蔓延してると分かっていれば、薬を使うこともあります。それらの情報を、患者と施術者が共有することが大事と考えていると、川井博士は本で述べています。
ステロイド使用のおそろしさは、患者が薬の内容、使用の意味を十分に分からないところにあるようです。痒みが止まれば、症状がおさまればよいと、副作用についての正確な情報を持たないところが問題と思われます。
それはなにより、アトピー性皮膚炎のメカニズムについて、西洋医学では何も解明されていないからに他なりません。IgE値異常が発見されたことは評価しますが、これは「原因」ではなく、「状態」なのです。なぜ値が高くなるのか、まだ説明はついていません。アトピーの子はIgE値が高いという事実があるだけで、どうして高くなるのか分かっていません。

 

■2002/08/06 (火)「水の子会」

生協の生産者で、熊本八代から「水の子会」上村さんがいらっしゃいました。レンコンやコメ、野菜、イグサを作っていらっしゃいます。
大人たちは上村さんのお話を、子供たちは別室で石けんの話を聞く会をセットしてもらい出かけました。有機水銀中毒の水俣病患者と接する機会を重ね、上村さんは農薬・化学肥料による農業に疑問を抱いたそうです。現在40名となる「水の子会」の中心的存在としてご活躍です。
熊本は、現在日本最後となるイグサの産地でもあります。
中国などの安い商品に押されて、たんに畳だけではない商品開発を手がけるうちに、イグサのすばらしい力を発見したと報告してくれました。その中で、アレルギー、アトピーについて触れて「アレルギーの原因は空気と水」と仰りました。直接引き金を引くのは、ということだと思います。
だって発症する人としない人がいるからです。イグサは代表的な食中毒の原因に絶大な抗菌力を発揮すること、優れた空気清浄化があり、防腐剤としての能力があると仰りました。
詳しく知りたい方は、一度お調べください。

有機栽培生産者グループ 水の子会  株式会社 水の子

熊本県八代郡竜北町大字 若洲 65

 

■2002/08/09 (金)施術92回目

もう92回目です。
外見的には本当になんでもない普通の男の子になりました。今年の夏はとてもよく日焼けして、あせもよくかいています。額や鼻の頭にしっとりと汗を浮かべているのがかっこいいです。

 

■2002/08/10 (土)夏休み2

息子の朝起きが早くなってきました。夜にしっかり眠れているからでしょうか、夜も寝入りがやたら早いです。
6時半過ぎには起きてきます。ハンシンが勝った次の朝、というのが目下の理由のようですがね(笑)。

私たちが子供だった30年前とちがい、都市部の夏は子供たちに「お外で遊んできなさい」とは言えません。午後はとくにキケンです。太陽光線もそうですし、公園にも見知らぬいろんな人が寝ていたり、見るからにコドモのお兄ちゃんたちがタバコを吸ってしゃがんでいます。
大人として、本当に申し訳ないことと反省しています。地域を崩壊させ、環境を汚染して、次の地球をこの子たちに引き継いでもらうのが申し訳ない思いでいっぱいです。

なもんで、4階建ての4階ですが、隣の子達も行き来して室内で遊ぶことが多いです。階下のひと、すいませんね。15年ぐらいしたらこの子達が納税者になりますので、どうか将来のためにご協力をお願いします。

 

■2002/08/12 (月)木曽路

夫の実家は木曽御嶽山のふもとです。民謡のとおり「夏でも寒い」ところです。各家庭にクーラーがない、凄いところですね。

昨年は息子が発症したおたふく風邪をうつされたおねぃちゃんが私と留守番で、お父さんと二人の里帰りでした。春先にひいおばあちゃん90歳がほんの少し痴呆の症状がでて、そのせいで転び骨折したときは誰もが「もうこのまま寝たきりか」と思ったのですが、驚異的な精神力で、回復し、気持ちもしっかりとして元気でいます。相変わらずの木曽のおうち、子供たちは年々「時間をもてあます」ようになりました。
「ひま〜」を連発するのがかわいそうでした。
マイペースで昼寝しようとする夫をたたき起こして、午後の時間を外出してすごしてとりあえず2泊で帰ってきました。

交通費として夫は1万円を貰ったそうです。

 

■2002/08/14 (水)お風呂屋さん

木曽の実家に2泊して、3日目の朝9時には帰宅の途につきました。
子供たちが退屈しなければ、もう何日か避暑といきたいところですがお互いに苦痛の様子なのでこれぐらいのスケジュールがどうやら限界です。
朝から高速道路を走るので、エアコンの中で過ごすことになります。
渋滞もあり、かなりの時間をおとなしくじっと座って過ごす、帰省とはからだに悪いことだと痛感しました。
なので、暑苦しい尼崎に戻ってきてすぐに、近所のお風呂屋さんに行きました。
入浴代金は340円(大人)でした。私も3歳になるまではお風呂屋さんだったそうですが記憶はないのでほぼ初体験です。
私の弟が何故か「風呂屋」に夢中で、息子は叔父さんに連れて行ってもらったのです。それがとても気に入ったとかで、「お母さんたちも行こうよ」としきりに楽しかったと話してくれます。
お風呂が気に入ったのか、叔父と遊んだのが嬉しかったのか、息子は「これが下駄箱の… ここで券を… ジュースはあそこで… 」熱心にガイドしてくれました。
気持ちよかったですよ、お風呂屋さん。

 

■2002/08/20 (火)平和について考える

生協の行事で「夏休み親子ワークショップ」というのに参加しました。ユニセフのスタッフが少年兵についての話をした後、作業の時間です。
「平和だな」と思えるお絵かきをした後、それを他の人と取り替えて、絵を書き足します。
さらに取り替えて今度は「戦争」を書き足します。楽しい、綺麗な絵が見る見るうちに無残なものになってしまいました。その後また絵を取り替えて、戦争で痛めつけられた絵の上に再び「平和な絵」を描く努力をします。

この作業で子供たちは、「平和を塗りつぶされるのはいやだった」「戦争の絵をまた平和にしなおすのは本当に大変だった」などと述べました。

うちの子たちもそろそろ、戦争や平和、国際関係について意識して与える年頃になってきました。今回の企画が、よいきっかけになればと思いました。

この日参加したダイキ君とは、会うと3人きょうだいのようになります。ダイキ君はひとり子で、小2。うちの二人と紛れると世にも恐ろしい3きょうだいになります。ムスメが「ダイキくん生意気よ!」とののしると、ムスコは「ぼくのこと何で呼び捨てにするの!!!」と、かかっていきます。ダイキ君もアニキ風を吹かせて「ぶっとばしたる!」と、息子にケンカを売っています。ちょいと昔はご近所こんな感じで、ごちゃごちゃ〜〜と暮らしていたんですが、近頃ではわざわざ出かけていかないと、こんな風景も見られないようです。

 

■2002/08/23 (金)施術93回目

本日は午後4時からと、珍しく夕方に行きました。その足でおねぃちゃんを伊丹空港まで迎えに行くのです。外見的にはもうすっかりなんでもない息子です。お尻が痒いのですが、私も痒いです、暑いとかゆくなります。その程度になっています。
ですが本人はやはり心配なのです。ちょこっと痒いと、また大変なことになるのではないかと、怖いのです。
朝起きたときの背中、汗をかいたときのあちこち、ふと虫や何かにかまれた腕、恐怖体験が息子の心には深く住み着いている、のです。
だから私のできることは、痒いと訴えたときにそれを受け止めてやることと考えています。痒み止めの「ムヒ」とか、かぶれたときにつける「オロナイン」とか、なによりさすってやることを、…確かに面倒なときもあるのですが…してやるしか、ないようです。

 

■2002/08/30 (金)登校日

さいわい、病気も怪我もせずに、子どもたちは夏休みを終わろうとしています。久々にみんなに会えるのは、やはり嬉しいようで8時前にはスタンバイできて隣の学校まで飛んでいきました!

40日ぶりの静かな時間を貰いました。

でもなんだか気が抜けて、とくに何をしたというわけでなくぼーっともったいなく時間を過ごして、ちょっと悔しかったのは私です。

程なく、10時過ぎには戻ってきた子どもたちは急いで靴下を脱ぎ捨てて「下駄でいったらやっぱりおこられるかな〜〜」と笑いました。

 

■2002/08/31 (土)施術94回目

あせもがかゆいので、やたらとぼりぼり掻いたのでぼこぼこになったお尻が気になります。ひじにもちょっとかゆいところがあって、掻き毟ってしまって「うへぇ〜」という感じです。どうもお風呂でちゃんと石けんをたてて洗っていないことが分かりました。日に1ないし2度ほど入浴、というか水浴びしますが、姉と二人ではしゃいでいるばかりなのであせもがよくならないようでした。いくら施術してもらってもそりゃだめですよね(笑)。

1年半にわたり、サル日記の場を借りて「アトピー性皮膚炎療養日記」をつけてきました。
昨年の10月過ぎのウィルス由来のぶつぶつにもう少し早く気づいてやれたら1月2月の大惨事は免れたのにと悔やんでなりません。新入学の緊張から、不調の初夏も何とか乗り越えてきました。

暑い夏も元気よく過ごせて、ウィルスにかじられた点々も日焼けに紛れました。
秋からは歯の矯正が始まり、また何か変化もあるかもしれませんし無いかもしれません。

新たにアレルギー由来で症状が悪化する様子が殆んど無いことからこの日記は夏の終わりとともに、本日付で終了することにします。

過去ログはずっと取っています。

2週間ほど後になると思いますが、きちんと編集してネット上に置いておきます。えらそうですが、アトピーに悩む人が「川井筋系帯」を療法に選ぶときの、一つの参考例になればと願います。

長い間、読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。
くるくるまわるカウンターに動揺を隠せず、勇気付けられて、調子に乗ってしまいました。

アトピーで苦しむ人に1日も早く朗報が訪れることを祈っています。

わたしは、息子を取り戻しました!


 

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