アトピー性皮膚炎療養日記

川井筋系帯療法に出会って

2001年06月の日記

■2001/06/02 (土) 施術24回目

相変わらず咳をして鼻を垂らしている息子。 それにしても長い風邪引きだと不審に思っていると、当然だということがわかった。夜に子ども部屋をのぞくと、 なんと網戸にしているではないか!!そして掛け布団などをかぶっているわけもなく、へそを丸出しで寝ている。 あぁ!これでは医者に行っても無駄、どうしようもないわ。
就寝時に窓を閉めたのに、もう大きくなっているからだ。 暑いと思えば各自があけるのだ。参ったなーーー。

■2001/06/04 (月)民間療法あれこれ3

ぼろぼろのお肌の前に、親がしてやれることなどほんとうにないに等しい。せめてもと、入浴させてかさかさを和らげて清潔を心がけてやるぐらいなのだ。夕方、お姉ちゃんが帰宅して一息ついた午後4時からほぼ1時間、お風呂に入った。そのときには入浴剤をいろいろ使ってみた。

お酢・重曹・木酢・対葉豆茶、それから「よもぎ」。

お酢は市販のいわゆる酢。
重曹は生協で買い求めた1キロ500円のもの木酢とは備長炭を作るときの副産物で、生協で買い求めた。900mlで1000円程したと思う。対葉豆については後日また記すことにする。
「よもぎ」は、神戸市の共同作業所「つくしんぼ共同作業所」のオリジナルで、乾燥させたよもぎをパックにしたもので12パック600円と、たいそう安価に求めることができた。

ぼろぼろの肌には、水道水も沁みる。
息子も入浴すら嫌がった時期があった。入浴剤としてこれらの天然のものを使うと、珍しさも手伝うのか「きもちいいよ」などと親を安心させるかのような発言がある。
「よもぎ」と「対葉豆茶」は荒れた肌に優しかったと思える。しかしあくまで「お風呂に入りやすくなる」要因でしかなかったかもしれない。(20%ほどは、効果があったと考えても良いかもしれない。)筋系帯による効果を見れば、息子のアトピーが外因性のものではないらしいと考えられる以上、これらのものは「対処療法」の域を脱し得ないのだ。
ともあれ、つくしんぼ共同作業所についての情報を以下に記すことにする。

神戸市北区筑紫が丘3-8-17
Fax 078-583-2226
商品名 よもぎ湯  12個 600円
支払方法  郵便振替(用紙を同封してくれた。手数料は払込人)
全国に発送してくれます。生協都市生活でも扱っています。加入すれば送料はいりません。

■2001/06/05 (火)お便り御礼2

先週の火曜日、幼稚園での出来事をおよそ話してくれない息子が
「今日はねーーー」と、帰るみちみち喋り詰だった。この春、幼稚園を退職なさった先生方が何か用があったのだろう皆さんお揃いで園にいらしたというのだ。思いがけない再会に、息子はたくさんたくさんお話をしたそうな。ユキコ先生とアイ先生はそれぞれ年少、年中の担任で、アトピーの息子にとてもよくしてくださった。
「ぼくね、ほっぺたさわってもらってんで!」先生に男前のところを自慢したらしい。この先生方も、快方に向かう息子をともに喜んでくださる方々だ。息子は私だけが育てているのではなく、たくさんの大人に囲まれて育ててもらっている。

さて昨日、アイ先生から封書が届いた。当分は息子の宝物だ 。実は進級してすぐに息子はアイ先生にラブレターを出していたのだ。 だからお返事よりも先に、先生に再会できた、というわけだ。また今日は、もう1通、 これは同じくこの春退職された元園長先生のミツエ先生から。これは私宛の内容だったが 。ミツエ先生も息子の入園に際して配慮くださりお世話になった。 (転勤してすぐで、ムスメもかなりお世話になっている。)
たくさんの人に励まされて、息子はとても幸せでしょう。

■2001/06/06 (水)入梅

世間的にはうっとーしくて、どもならん、と嫌われる季節ですが息子をはじめ、アトピっ子にはホッと一息つく季節なのです。うららかな、それでも烈しい紫外線にさらされて、湿度も低く風も結構吹きつけて、肌には悪条件の重なるのが初夏なのですよ。

2週間ほど、咳がきつくて鼻を垂らしていた息子ですが、昨日今日ようやく正常に戻りつつあります。医者にも行かず、ほったらかしで治りました。念のために申しますが、キツネの咳の場合は即病院ですよ。ぜろぜろの咳で熱もない場合は、よく観察しながら医者には行きません。

■2001/06/07 (木)腸内環境と筋系帯

先にスピルリナについて書いたのですが、筋系帯に通い始めてから息子は服用を止めています。効かなかったからではなく、筋系帯の効果を見定めるために停止したものです。保湿剤も入浴剤も同じ理由です。冬になればまた家族の健康のために「よもぎ」も使うかもしれません。
鹿のフンだった息子の腸内環境ですが、筋系帯を始めてからはとくに便秘を訴えることはないのです。1日1回程度、トイレに駆け込んであっという間に戻ってくる。「おしりきれーー?」と可愛いおしりを拝ませてくれる、今だけだと心がけてにやにや拝見。どうやら快便の様子。するりと出ているみたいですね。

この現象をどう考えましょう。

ちなみに、残っているスピルリナは私が飲用しています。いやー、これは凄くききますよ。理想的なお通じに満足♪食事前に飲めば食べ過ぎを抑制する、ダイエットフードとしても紹介されているので、なくなるまで使ってみますね。痩せたら報告します。

今朝がた起きてきた息子の頬は、するりと綺麗になっていました。おりしもこの雨。気温が上昇するまでの数日は、はだの回復にはよい気候です。それで、次に日差しが戻ってくると今度は「あせもー」なんですがね。

■2001/06/11 (月)施術25・26回目を終えて

土曜日で施術は26回目となった。
かさぶたがたくさんできていた腕だが、週末にかけてシーツにぽろぽろおちてでこぼこが随分滑らかになったように思う。今朝みた右の腕は、白いかさかさになっている。顔や首筋が改善されていたのと同じ、白いかさかさ…。
やけに長い梅雨の中休みだ。うちはマンションの4階で、台所(ダイニングキッチン)に置いたマシンの前でいると、ひんやりして良いのだが、地上に(笑)降りると夏を思わす熱気に驚く。
幼稚園まで迎えに行くと、園庭は砂埃が舞い上がり鼻の穴がむずむずした。こんな悪条件をものともせず、息子をはじめ子どもたちは元気良く走り回っている。
「おかーさん!」
周りの子達と変わらない、健康な肌の息子が飛んできた。
その頬は、まるで早生の白桃。
うっすらと産毛に覆われ、ほの明るく、みずみずしさを内に秘めてかっちりと身のさした初々しさ。
思わず頬ずりをせずにはいられない、健康を取り戻した、私の息子。
ますます夫にそっくりの…可愛い息子。

■2001/06/17 (日)施術28回

施術をしてくださる先生方の額に汗が光る季節になった。5月いっぱい引きずっていた風邪も忘却の彼方。今年の梅雨は陽性かもしれない、まだ入梅から2週間だが。
午前は父の日参観。
良いお天気でじりじりと6月の太陽が照りつける園庭で、お父さんと竹馬を作る。汗をかきかき工作するお父さんの周囲を子犬のように嬉しそうに走り回る息子。
「かゆい」の一言も出ない。
こんな当たり前な風景に身を置いて、今までが普通ではなかったと省みる私。
知り合いの3歳前の子どもさんが重症のアトピーだという。別の友人の中1の娘さんも「ぼろぼろ」だと、友人は何気に言うが胸のうちは察して余りある。筋系帯療法が体に合った幸運をかみしめ、1人でも多くの人に伝えることができればと、この日記も始めた。でも「これ凄く効いたよ」と薦められればすすめられるほど母親の心理としは引いてしまうのも知っている。難しいものだ。

この日の午後は非常にショックなことがあった。
筋系帯から帰ってきた午後、子どもたちは下の駐車場で遊んでいたときのこと。4時半だった。
うとうとしていた私の耳には、楽しそうに遊ぶ子どもの声が届いている。しかし突然、息子の普通ではない悲鳴と泣き声に飛び起きた。急ぎ駆けつけると、一緒に遊んでいた娘も今にも泣き崩れそうな様子で健気に弟を慰めている。娘の手には血。務めて落ちついて子ども達を観察したところ、息子は後頭部に傷を負っていた。大きさは長さ5ミリほど、深さは無いに等しい。そこから血が出ていた。
「頭の後ろに何か固いものが当ったと思ったら『痛っ!』て…」

事故かもしれないし故意かもしれない。駐車場で子どもが遊んでいるのを不快に思う人もいるかもしれない。傷は小さくて済んだけれど、このご時世だから親子ともに恐怖は大きい。すくすくと育っていけば子どもたちは次第に親の目の届かないところで遊ぶようになるのは当然だ。
けれどこのご時世…。
私たちは子どものためになすべきことを十分していないと、反省した。なにせ頭、それも後頭部なので医者に見せることにした。土曜の夕方、急患センターまでは自転車。センセも「気味悪いよね」と、同情してくれた。
幸い脳などへの異状はなかったので、家族みんなほっとした。

で、帰りにデニーズで晩ご飯を食べた…

この話にはあの時書けなかった事実がひとつだけある。必死に弟を気遣う娘に対して夫が発した第1声、「お前がやったんか!」。

私はこの人のことを生涯信用して生きてゆく自信がなくなった。憎悪ではない、軽蔑の対象になってしまったからだ。あの人にとって、私たち3人はいったい何なのか?家族にしては冷たすぎる。(2003.12追記)

■2001/06/23 (土) タイトルちょっとだけ変更

施術30回になりました。
おかげで顔はすっかり手触りがちがいます。今は肘がとても痒くて困っています。
夜、目が覚めるようです。お尻も同様です。掻き壊してかさぶたがめくれてしまい、血が出ています。正念場かな?と、久しぶりに私の布団にもぐりこんでくる息子をさすりながら朝が来ます。木曜(21日)に施術に行ったときに、ワタカベ先生が「本ができたから見ていってね」と仰いました。春頃の出版の予定だったのが延びてようやく届いたとのこと。

実証・アトピー性皮膚炎を治す治療革命
川井武雄(著)
現代書林
2300円(税別)
ISBN4-7745-0122-0

256点の症例写真が掲載されたハードカバーで、筋系帯のことだけではなく、ステロイドについて、民間療法についても良くわかる内容です。
最近になって長期間ステロイド療法を受けていた患者さんの中で「フラッシュ・バック」という症状に見舞われる人がいることを知りました。ステロイド剤を炎症と痒みの抑制のために長期間連用し、一時は安定して皮膚の見栄えが良くなっていても、定量を越えてステロイドが体内に残留していると、成人や老人になってある日
突然、数時間のうちに全身が真っ赤にただれるという写真を目の当たりにして、言葉がでませんでした。(P136)
タイトルを少し変えました。
筋系帯HPのURLは記事の中にちょくちょく出しますので。
http://www.kawaikinkeitai.co.jp

■2001/06/30 (土)施術31・32回

今日は施術32回目です。
筋系帯の初診で「目標は6ヶ月ぐらい、かな?」と説明されたのでそれから考えるとちょうど半分。
「必ず何ヶ月で治る」と断言はされないが、雲を掴むようなことでも気力が萎えるというも。およその目安は人間には必要なのだ。ついでに、人間の自然治癒力を信じる療法なので回復の度合いはまんべんなくとはゆかない。非常に調子のよいときもあれば足踏みのときもある。
また、はじめの3回で劇的な変化をみたので、このところの変化のなさには確かに気を揉む。
毎日つきあっていると変化に気がつかないものだが、久々に会う人からは「おおっ!!」と、驚嘆の声を賜り、元気付けられる。金曜は和歌山からヒロコさんがわざわざ訪ねてきてくれた。
春休み、筋系帯をはじめてすぐに会ってからなので、3ヶ月ぶり。本人も美しく回復した様子をみてもらえてうれしそう。やはり一番苦しくて、悩んでいたのは息子自身なのだから。
このところの暑さのせいで、汗を掻いた全身あちこちがかゆい。寝入りばなは辛そうだ。ウナギについていた保冷剤をささっと背中に当ててやると、すうううと寝てしまう。アトピーの痒さならこうはゆかない。

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